裏方だった私が「役割」を通して見つけた自分と、称賛に対するちょっとした「悟り」
はじめに
当サイト『BEMA Lab』(ベマラボ)を運営している濱松です。BEMA Labは2024年5月に開設し、早いもので丸2年が経ちました(公開時点では2026年8月)。
今や、私が所属するエンジニア部門でも「アウトプットと言えばBEMA」と言ってもらえるようになり、公開記事数は300の大台も間近になっています。社内でも多少の影響力を持てるメディアに育ってきたのかなと少しだけ誇らしい気持ちです。
その中で、今年の2月に社内の採用広報グループに、BEMA Lab運営についてインタビューしていただきました。ずっと後輩との2名体制で、ひたむきに続けてきた日々。インタビューを通じて当時を振り返り、自分の心境を言語化していく瞬間はとても新鮮な体験でした。
普段は、エンジニアの皆さんのアウトプットのレビューをし、背中をそっと押して公開する立場。「レビューする側」の私自身のアウトプットを最近はなかなかできていませんでした。
今回は、エンジニア部門で2年間働かせてもらう中で、「役割」を通して見つかった新しい自分と、ちょっとした「悟り」についてまとめてみます。
実際のインタビュー記事
裏方だった私が、「表」に立てるようになるまで
社会人になるまでの間、中高生のあたりは内向的でした。どちらかといえば裏方や、静かに自分の世界でものづくりをするほうが性に合っていると思っていました(元デザイナー)。
その私が2年前、周囲から「え、そっち行くの!?」と驚かれながらエンジニア部門の広報・マーケ担当へとキャリアチェンジを決めました。
理由はシンプルで、当時フロントに立ってお客さんとやり取りしたり、ミーティングをいきいきと回したりしている上司や先輩たちの姿が、ただただ格好良い。「私もあっち側に立ちたいな」と憧れたからです。
いざ飛び込んでみると、役割は私を大きく変えてくれました。イベントの企画・運営、当日のファシリテーション、社内のエンジニアとのやり取り、SNSでのリアルタイム発信。気づけば私は、「仕事ではしっかり外に出られる自分」を身につけていました。
段取りの挫折で見えてきた「自分の輪郭」
とはいえ、この2年間は決して平坦ではありませんでした。
LT会のメイン運営(connpass)を任せていただき、企画から段取り、当日のファシリテーションまで丸ごと一人で担当する機会が増えました。 そこで直面したのが、自分の「段取り力」です。
中堅という年次。若手の頃のようにわかりやすく指摘いただく機会が減っていた分、自分に対して「なんでうまく回せないんだろう」というダメージは思った以上に大きく、素直にへこみました。プレッシャーから「もうこの役割は続けられないかも」と、モヤモヤした時期もありました。
ですが、壁にぶつかって深く落ち込み、そこから立ち直るプロセスの中で、私は自分の「得意なこと」と「苦手なこと」を冷静に観察するようになりました。
全体を完璧に仕切るような「段取り」は得意ではないかもしれないけれど、周囲の表情や感情の動きに気を配ったり、一人ひとりの言葉を丁寧に拾って、機会や情報と人を繋いだりすることなら、心を込めてできる。
試行錯誤したからこそ明確になった私の強み、それが「感情や言葉を"ていねい"に扱うこと」、そして「機会や情報と人を"つなぎ"、背中を押すこと」でした。
自分の輪郭(強み)がはっきりしたことで、周囲との関わり方や、いただく言葉への向き合い方にも大きな変化が生まれていきました。
「称賛=相手からのリスペクト」という悟り
「感情や言葉を丁寧に扱う」という軸ができた結果、私の中で周囲からの評価の受け止め方がガラリと変わりました。
自分が日常や仕事で何気なく行っている言動に対して、誰かから「すごいね!」「助かったよ」と言っていただける機会があります。以前の私なら「いえ、そんなことないですよ…」と反射的に謙遜していました。
けれど、言葉や感情の意図を丁寧に汲み取る意識を持ったことで、「相手がどうしてその言葉をかけてくれたのか」まで思考が届くようになったのです。
そうして行き着いたのが、「誰かからの称賛は、その人が注いでくれた純粋な"リスペクト"なんだ」という悟りでした。
称賛を反射的に否定してしまうのは、評価してくれた相手の気持ちやリスペクトを間接的に否定することにも繋がってしまう。
だからこそ、今では「本当ですか?ありがとうございます。どうしてそう感じてくださったのですか?」と、相手の心情や理由を尋ね、対話を深めるようにしています。
関西の地から踏み出す、これからの挑戦
実は半年ほど前に、私は北九州から地元関西に引っ越してきました。
環境を変えたこと、そして社外のイベントやコミュニティに足を運んでみたことで、新しい自分の一面や、成長のきっかけをくれる人との出会いがありました。
社内では、役割は違えどご自身の「得意」を突き詰め人生経験を重ねてきた先輩。社外では、若くしてDevRel(*)として、精力的に活動・発信するエンジニア。そんな素敵な方々との出会いから、「私も新しい挑戦をしてみたい」と思える大きなエネルギーをもらいました。
最近は自分自身のアウトプットから少し離れていましたが、これからは「感情や言葉を丁寧に扱うこと」「機会や情報と人を繋ぎ、背中を押すこと」という自分の強みを活かし、副業でのライティング活動も含めて、表現の幅を広げていく予定です。
BEMA Labの運営で得た経験と、社内外での素敵なご縁を糧に。生まれ育った関西の地で、手段に捉われず、私らしい「言葉と挑戦」を届けていきます!
*DevRel(デブレル)とは、企業が外部のエンジニアや開発者と良好な関係を築き、自社製品やサービスの利用を促すための活動(Developer Relations)です。具体的な内容として、技術情報の発信、コミュニティの運営、フィードバックの回収を行います。
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